小沢城跡
沼田氏の居城
小沢城は三浦系・沼田景朝が応永12年(1405)に荘田城から移り、小沢川の崖端に築いた城で、永正16年(1519)に幕岩城へ移るまでの4代、114年間の居城でした。
東南は小沢川の崖、西北は内外に二重に堀を構え、追手(おうて)は北に開き、東側の「折(おり)」で側防されています。
京都の禅僧・万里集九(ばんりしゅうく)の旅行記には、『長享二年(1488)九月三十日、沼田館に着き鍛冶屋に宿る』とある。小沢城は沼田館・沼田城とも呼ばれていました。堀・土居等が随所に残されており、中世の城跡としてきわめて貴重な城跡です。
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